高齢の親と離れて暮らしている方。

 

 親が高齢になると、年々、心配は大きくなりませんか?親夫婦だけの暮らしでも心配ですが、特に親が一人暮らしの場合はなおさらだと思います。
 できることなら親を引き取って暮らせればいいのかもしれませんが、それが双方にとって本当にハッピーなことなのか判断するのは難しく、また、各家庭ごとに、親の事情、子の事情もあって、どのように対応すればいいのかを決めるのは、カンタンではありません。

 

 ここでは、高齢の親と離れて暮らしている方にとって、具体的に何に不安を感じているのか、その不安を解決するためにはどうすればいいのか、具体的な不安解消方法のひとつとして【見守りカメラ】が有効な理由、について紹介します。

 

 高齢の親と離れて暮らしている方の不安解消の参考になればうれしいです。

 

 

1.離れた親に対して不安に感じていること

 

 まずは、ALSOKが行った「別居している高齢の親を持つ子どもの意識調査」(https://www.alsok.co.jp/security_info/enquete/14.html)をもとに紹介します。

 

急な体調不良やケガ

 

離れて暮らす親01 不安だと思っている人が一番多かったのが「急な体調不良や怪我」で、回答者の7〜8割の人が不安を感じているという結果となっています。

 

 高齢になると突然、病気になることがあります。ケガをすることもあります。

 

 まだ高齢者ではありませんが、わたし自身の経験で、夜に激しい腹痛により意識を失って家の中で倒れたことがあります。そのときは、たまたま一人で誰もいませんでした。明け方に意識は戻りましたが、倒れたときにアタマを切ったようで、ひどい出血をしていて血だらけになっていました。幸い、一人で動けることができたので、自分でクルマを運転して病院に行きましたが、7針縫うケガでした。

 

 もし、意識が戻るのが遅ければ、どうなっていたのか?もし、動けないほどの痛みや出血だったならば、どうなっていたのか? 想像すると、とても恐怖を感じました。

 

認知症、徘徊

 

 「急な体調不良やケガ」の次に多かったのが「認知症、徘徊」です。

 

 「認知症、徘徊」は、親だけのことではない問題が起こることもあります。探すために警察やご近所の助けを借りたりすることになるかもしれません。クルマや電車の事故に巻き込まれるかもしれません。そうなると、その家庭だけでは解決できない問題になる可能性もあります。

 

 他の人に迷惑を掛けることになるという点では、「急な体調不良や怪我」よりやっかいな問題かもしれません。

 

火の不始末や戸締り

 

 これも自分の家だけで済まないこともありますね。戸締りせずに空き巣に入らることも大きな問題ですが、火事が発生してしまったら、さらに大きな被害を発生させることになります。

 

2.不安解消のためにしていること

 

 不安に感じていることの上位3つは、どれも「ごもっとも」、「そのとおり」、と教官できるものばかりです。

 

 それでは、そういう不安を抱えている状況で、みなさんはどのようにその不安を解消しているのでしょうか?

 

離れて暮らす親02 もっとも多かったのが「連絡する頻度を増やす」ということです。
 連絡を取り合う頻度は、約半数(49.2%)の人が2週間に1度以上の頻度で連絡を取り合っていること、男性より女性のほうが頻繁に連絡を取り合う人が多いという結果になっています。

 

 その次に多かった不安解消は、「何も対策をしていない」です。
 不安はあるけど、具体的に何かをするのは、なかなか難しいということです。

 

 この2つ以外では、「GPS機能付きの携帯電話を渡す」、「親の家の近所の人に相談する」、「ガードマンが駆けつけてくれるサービスに加入」、「webカメラを設置して自分で見守る」、などがありますが、実施している人の数は多くはありません。

 

 まとめると、不安に感じてはいるが、「連絡する回数を増やす」ことをしているぐらいで、それ以外では一部の、少数の人が具体的な対策をしている、ということになります。

 

3.不安解消には見守りカメラ

 

 離れた親に対して不安に感じていることの上位3つ、「急な体調不良やケガ」、「認知症、徘徊」、「火の不始末や戸締り」、をはじめとして、不安に感じていることの根本的な原因は、「親が何をしているのか、どういう状態にあるのか、を知ることができない」ということだと思います。

 

 異変に気付くことさえできれば、それに対して行動することができます。

 

見守りカメラ02  この「親が何をしているのか、どういう状態にあるのか、を知ることができない」という不安の根本的な原因を解消するのが見守りカメラの導入です。

 

 見守りカメラとは、監視カメラなどに使われるネットワークカメラを親を見守る目的で使うものです。見守りカメラを親のところに設置し、そのカメラを通じて映し出された映像を、スマートフォンやタブレット、パソコンで見ることができます。

 

 技術の発達により、最近では比較的安い価格で性能の良いものを手に入れることができるようになってきているため、高齢の親と離れて暮らしている多くの人に見守りカメラは利用されるようになってきました。

 

 また、見守りカメラには、さまざまなセンサーやスピーカー、マイクがついているのもあります。赤外線照射機能が付いていれば暗闇でも、検知や映像の確認が可能です。

 

 例えば、夜中に動くものがあれば、センサーがそれを検知して、メールで通知してくれます。通知を受けたらスマートフォンでカメラの映像を確認し、もし異変があれば、スピーカー、マイクを通じて、呼びかけ、会話をすることができます。

 

 このように、見守りカメラを設置すれば、単にカメラを通じた映像だけの利用以上のことができるので、一緒に住んでいるのと同じように離れて暮らす高齢の親を見守ることが可能となります。

 

見守りカメラを選ぶポイント

 

価格

 いまでは、安価でも高機能な見守りカメラもあります。もちろん高価なものもあります。とりあえず見守りカメラを始めてみようと考えている方は1万円以下で買える機種でも高機能なものもありますので、そのあたりの価格でお試しと購入すればいいのではないかと思います。

 

 また、購入ではなく、レンタルで利用することができる見守りカメラもあります。

 

スピーカーとマイク

 

  見守りカメラとしては、必須機能ですね。何かあったときに会話できないのでは、見守りカメラとしては不十分だと思います。

 

暗視機能

 

 暗闇でも映像を見ることができるので、夜間でも見守りたいのであれば必要な機能です。

 

センサー

 

 何かしらの検知機能があれば、いろんな使い方ができるので、安心が広がります。

 

首振機能

 

 部屋全体が見える位置に見守りカメラを設置すればいいので、特別な用途を想定している方でなければ、必要ない機能だと思います。

 

画素数

 

  数字が大きいほど細かい点まで、きれいな映像として見ることができます。見守りカメラであれば30万画素あれば十分ではないでしょうか。

 

4.おすすめの見守りカメラ

 

 見守りカメラは、たくさんありますが、ここでおススメするのは、WIFI、インターネット契約が不要で、コンセントにさすだけで使い始めることができる見守りカメラ、【みまもりCUBE】です。

 

見守りカメラ01

 

 【みまもりCUBE】は上の写真のとおり、赤外線機能、センサー、スピーカー、マイクがついている見守りカメラなので、次の機能を備えています。

 

検知機能

 

 事前に登録した動作を【みまもりCUBE】が検知すると、画像付のメールを送信します。(画像付メールの送信先アドレスは、入力の合計文字数が最大256文字まで登録可能。)

 

ライブ映像

 

 【みまもりCUBE】の映像をスマートフォンで確認できます。通信端末は、Androidスマートフォン、Androidタブレット、iPhone、iPad、WindowsPCが利用できます。

 

録画映像

 

 【みまもりCUBE】の内蔵SDカードには、約7日間の録画が保存されています。検知した時間へスキップする頭出し機能も搭載しています。(録画時間は保存する画像の大きさにより変動します。)

 

会話(呼びかけ)

 

 【みまもりCUBE】のスピーカー、マイクを使って、離れた場所からでも映像を見ながら会話できます。見守られる側の操作は必要ありません。(あくまで、呼びかけ、確認のためのもので、電話サービスとして使用するものではありません。)

 

プライバシー保護

 

 【みまもりCUBE】は、映像の中の指定の場所へモザイク処理を施すことが可能です。

 

夜間暗視モード

 

 【みまもりCUBE】は、赤外線LEDを内蔵しているので、照明がない場所でも白黒映像で利用が可能です。暗い夜間でも白黒撮影モードでしっかりと映像を記録できます。(赤外線LED照明はうっすらと光っている程度なので、見守られる側がまぶしく感じることはありません。)

インターネット回線不要

 

 【みまもりCUBE】のおススメするポイントです。【みまもりCUBE】本体にSIMカードを搭載しているので、インターネット契約や工事の必要はありません。日本全国さまざまな場所で、カメラ映像をスマートフォンやタブレットで閲覧可能です。

 

映像データのエクスポート

 

 録画したデータを自分のパソコンへ出力することができます。この機能を使えば、映像データの長期保存が可能になります。(録画データを出力する際は、内臓SIMを利用するためデータ通信量を消費します。)

 

 【みまもりCUBE】は設置場所でコンセントをいれるだけで、すぐに利用可能な見守りカメラです。

 

 

 まずは、お試し体験キャンペーンを利用して、使い勝手等を体験してみてください。詳細はこちらからどうぞ。

 

ボタン

 

 ※【みまもりCUBE】は、認知症老人徘徊感知機器に区分されるレンタル福祉用具なので、利用にあたっては、「要介護2」以上なら介護保険レンタルが適用される可能性があります。また、「要介護2」未満の場合でも、軽度者申請/例外給付等で認められる場合もありますので、ケアマネージャーへ相談することをおすすめします。
 留守中のペットの見守りに利用している方もいます。

 

5.【みまもりCUBE】の口コミ

 

 【みまもりCUBE】を利用している方の口コミをいくつか紹介します。

 

 

離れて暮らす両親が今日も元気かどうか確認ができ不安が軽減された。見守る私の方が精神的に安定した。(50代/女性)


 

 

検知が正確なので信頼できます。家族で複数人で見守りできるのが良いです。(60代/男性)


 

 

外出してしまうと母が1人になってしまうので心配でした。外出先からでもスマホで確認できるので安心して外出できるようになりました。(40代/男性)


 

 

見た目がいかにもカメラカメラしていないのもさりげなく見守れるので良いです。(50代/女性)


 

 

家の出入りが分かりすごく助かっています。また、来訪者と話している姿が分かるので、母にすぐに電話をかけることができ、防犯対策にも役立っています。(50代/女性)


 

 

食事をちゃんと取っているか、どれくらい寝ているか等把握しやすくなった。(50代/女性)


 

 

以前あわてて電話に出ようとして転倒した事があるのでこちらから状況を確認してから電話をかける事ができています。(60代/女性)


 

 

お試しをしたところ問題無く見ることができました。暗視モードもできるので、消灯後も見守れています。(50代/女性)


 

6.まとめ

 

 見守りカメラ、【みまもりCUBE】を紹介しましたが、最後にポイントをまとめます。

 

インターネット契約不要で、すぐに使える
いつでも、どこからでもスマホで映像を確認できる
録画ができる
暗闇でもOK
呼びかけなど映像みながら会話ができる
動作の検知機能があり通知機能もある
要介護2以上ならレンタルで介護保険適用の可能性がある
お試し体験できる
ペットの見守りにも使える

 

 気になった方は、まずはお試し体験してみればいいと思います。

 


 

補足; 親との同居について

 

 同居には、親の事情もあるし、子の事情もあるし、経済的な事情もあるしで、実現するのはカンタンではありません。

 

 同居できずに、高齢の親と離れて暮らしているために、心配になるし、不安になるのだから、親と同居することが、根本的な解決策ではないかと考えてしまいますが、ホントにそうでしょうか?

 

 親と同居するにあたって、問題になると考えられる点を、みていきましょう。カンタンではなく、同居するのであれば、十分な検討と、親子の双方でも話し合い、理解が大事です。

 

生活リズム、価値観が違う

 

離れて暮らす親03 親の年代と子の年代では、生活リズムや価値観が大きく異なることもあり、いろんなところでそれが表面化して、ストレスになります。

 

 親にとって、子はいつまでも子。そのため子の生活に口を出してくるケースもありますが、価値観が異なるので、双方で不満を抱えることになります。

 

 起床、食事、入浴など、生活の時間帯が異なり、どちらかが、合わせることになるので、それが不満につながります。

 

 高齢の親の方も同様で、それまでは一人暮らしで、好きなことを好きなときに、自由に行なっていたのが、同居によって制限ができたり、監視されているように感じたりして、ストレスに感じるようになります。

 

親の気持ちを尊重しない

 

 高齢の親の多くは、自分一人で、まだまだ暮らせると考えています。それなのに、その気持ちのまま、しっかり合意を得ずに同居を始めてしまうと、気分を害してしまうかもしれません。

 

子への感謝がない

 

 特にお嫁さんの立場は気の毒で、感謝されることもなく、義父母の世話をしなければならなくなり、大きなストレスになります。さらに、親に介護が必要な親の場合には、肉体的にも、精神的にも、負担が大きくなり、より大きなストレスがかかることになります。